James burtonテレを作る予定が急遽Brad Paisleyモデルに変更になってしまい、準備していたこちらを出品します。 ラッカー塗装とペグ取り付け済み、ボディに未マウントです。 ベースはALLPARTSの一番ビンテージ寄りなスペックの、TMO-21です。 オールパーツは現在すべて日本製になりましたが、こちらはUSA製と日本製が混在していた時期、８年ほど前のものになります。USA工場が閉鎖される直前に慌てて在庫を問い合わせ何本も輸入したものの一本です。 APのメイプル材は北海道、韓国、合衆国北部、カナダと産地がありますがカナダ産を指定して仕入れているショップがオレゴンにありそこからいつも買っていました。 カナダが一番硬いです。木地が赤身と白身がはっきり分かれていて、白身がやや灰色がかっており、規則的なフレイムは少なく、斑というのか揺らいだような感じの紋様で、フレックという糖質の染みがアグレッシブに入ってるのがカナダ産です。50年代のフェンダーがこれです。 その中でも板目で、ネック裏にタケノコのような木目が伸びるように走っているものが理想的で、ブラックガード期はこれが一番多いです。この手の材は非常に強度があり、これまでに仕入れたネックはフラットワウンドを張ってもトラスロッドを1/4ほどしか回していません。 ヘッド裏やブラウンエッグ周りのシェイプをプリCBS風に修正し、オールラッカーで仕上げました。アルキド樹脂を使用した本物のエナメルラッカーです(なお合衆国では法規制で使用不可)。シーラーもニトロセルロースですが、道管だけ埋めて表面はすべて削り落としました。トップコートはエロい感じに塗ったあと、サンディング→コンパウンドでバフがけし、極光沢までいかない手前で止めてます。ビカビカがお好きな方はワックスかけ、サテン仕上げ派の方は荒めコンパウンドでこすってご使用ください。 ペグはUSAのSRVストラトについていたクルーソンタイプですのでわりと良いものです。先割れのビンテージタイプ。ゴールドメッキの剥離もなく美品です。標準サイズですので別カラーやゴトー製への載せ替えも簡単にできます。 ストリングガイドもゴールドのSRVから取ったものをおまけします。 ご質問あればなるべく詳しくお答えしますので、お気軽にコメント欄よりどうぞ。