戦後の国産腕時計を代表する機種で、あまりにも国産腕時計に影響を与えたモデルです。1956（昭和31）年から製造販売されベストセラーになりました。大きな特徴として、ムーブメントの大型化にあります。それは、精度の安定性に貢献しました。また、ゼンマイの持続時間の拡大に繋がり、このモデルの頃から腕時計の外径が大型化して行きます。出品の物は1957年（昭和32年）5月製造になり、ステンレスモデル13024（少し小ぶりに感じます）の17石のムーブメントになります。風防は使用傷はありますが、ヒビや欠けはありません。文字盤は全体が少し焼けていますがSマークの付くバランスの良い顔をしています。修繕履歴は不明ですが、歩度測定器の結果を写真で載せています。エクステンションベルトは純正品ではありませんが、当時の雰囲気が感じ取れると思い着けていますが、ラグ幅16ミリの細での革ベルトで飾るのも良いですよね。因みに私の手首は腕時計が似合わない悲しい手首をしていますが、何故かこのサイズ（小ぶり）がしっくりするんですよね。他の人からはどんなふうに見えるんでしょうか。腕時計の似合う手首が欲しいもんですね。