ジャパンビンテージの日本製Gibson。 1994年製Orville Les Paul Standard Cherry Sunburst ワンオーナー品。 フジゲン期の個体ですので、ネックはディープジョイントです。 打痕、塗装欠けなどあれど、30年経過したギターとしてはかなりキレイな部類だと思います。 約10年前にいつもお世話になっているリペアショップ様にて、 打倒本家Gibsonをコンセプトに ビジュアルを変えずのフルカスタムをお願いしました。 ①カスタム内容 ＊ネック、指板調整 ＊フレット交換(JESCAR#55090) ＊ナット製作.交換(牛骨) ＊前後PU交換 (BareKnucklePickups MULE) ＊PUカバーのエイジド加工 ＊ポット交換(CTS) ＊コンデンサー交換 　(DEL RITMO VitaminQ BonBonRouge) ＊導電塗料塗布にてノイズ対策 ②マテリアルについて トップのメイプルはナチュラルな杢目ですが、うっすら杢柄が出ています。 Orvilleで虎目のモノもありますが、そちらはフィルムですので、見た目だけです。 バックのマホガニーはキレイな杢柄が出ています。 ネックも動きにくい当たり個体です。 本体重量　約4.6kg ③総評 生鳴り重視でナットの素材の選定からセットアップまでお願いしたリペアショップの技術の高さで、激鳴りに生まれ変わりました。 BareKnucklePickupsのMULE は、 Gibson57Classicより枯れた感じで、出力も低いPUですが、ハイよりで分離感もよくビンテージライクでありながら深く歪ませるとモダンなサウンドかと思います。 結果、Gibson本家とは傾向の違うサウンドになりましたが、所有しているGibsonの出番は無くなってしまいました。(ケースに入れたまま10年保管中) BOBLENのハードケース付きです。 付属品は写真に写っているもののみです。 弦交換しておきました。 この仕様を一からすると、この金額では到底おさまりません。 PU一つとっても新品で6万オーバーですから、本体、各種リペア考えると、恐ろしいですね。 この機会に是非！