・転居に伴う家財整理のため出品いたします ・「紫野焼」は江戸中期の鶴亭(大徳寺近くの焙り餅店の主人・数寄者)が9代樂了入の指導を受け開窯したと言われています ・この黒樂茶碗は、その「柴野焼」を大徳寺515世の藤井誡堂(1898〜1984)が再興して造られたものになります ・胴や口造り、見込みの造形が見事で、手なじみもよく、大変使いやすい黒樂です ・箱書は藤井誡堂による書で「紫の焼 黒茶碗 銘 松籟(しょうらい) 前大徳誡堂叟 (花押)」と書かれています ・了入が考案したと言われている「数印」が高台脇に1つ、腰に2つ、見込みに1つ押されており、意匠としての面白さを演出しています ・印は「紫ノ」と書かれており大徳寺418世の宙宝宗宇(1760〜1838)による字と言われています ・目立った傷や汚れはなく綺麗な状態と思います (新品骨董品である旨はご了承ください) ・寸法は、直径:約13.3㎝、高さ:約8.5㎝ です ※年末年始 2024/12/31〜2025/1/3の間は発送ができませんのでご了承ください