〜清兵衛メモ〜 オーネットコールマンがフリージャズの流れを生み出しモダン・ジャズ屈指の傑作カインドオブブルー が世間を賑わす頃、彼はイースト・リヴァーにかかるウィリアムズバーグ橋の上にいた。 悴んだ手。冬のニューヨークの風は容赦なく彼の身体を冷やす。 橋の下を通過する運搬船の汽笛に合わせて「ボーッ」と思いっきりブロウ。そんな時、最後のステージになったプレイボーイジャズフェスティバルの光景が脳裏にチラつく。 弾けなくなっていた。思い通りに。 こんな状態でお客の前で弾くのは失礼だ。 そして彼は人気絶頂期に突然姿を消したのだ。 「メンタルが弱い」「逃げた」世間は彼をそう評価した。だけどそれは違う。 なぜなら雲隠れの期間中に 禁酒、禁煙を徹底。更にボディビルダーのように身体を鍛え上げ音楽面では苦手だった作曲や編曲も基礎から学び直した。 そう。彼はどこまでも音楽に真っ直ぐで心優しい人なのだ。 何かに引っかかってままでは前に進めない不器用な人間。それがロリンズという男。 そして4年が経った頃 男は鮮烈な復帰作を世に送り出す。 自らの音に向き合ったあの場所を 決して忘れないために名付けたそのタイトルは 「橋」。 タイトル| The Bridge アーティスト | Sonny Rollins レーベル |RCA Victor 国 | USオリジナル(1962年) 規格番号| LPM-2527 フォーマット| MONO 付属 | ダイカット、インナー付き 状態 | ジャケット：VG++/ 盤質:A面EX-/B面EX ジャケ=ジャケ表面下部に強めのスレあります。それ以外は裂けなどないし良好！ ※傷がある盤はわざと目立つ様にあえて光を当てて撮っています 盤A面=指で触れない長めのスレ傷(写真11)やムラっぽさあるも音に影響のある傷はないし概ね良好！ 盤B面=ムラっぽさあるも(写真19)目立つ傷はなく艶もまだあるし美品。 バックノイズ　EX ロリンズとジムホールの名演を遺憾無く堪能できますよ^ ^ (視聴環境・グレーディングの詳細はプロフィール欄に記載されています) #jazz #ジャズ #レコード #lp #清兵衛レコード #BLUENOTE清兵衛