1940-50s us コットン帆布製バックパックとなります。 軍ものではなく、トレッキングやカヌーなど、数年を掛けて大陸を踏破するような本格的なアウトドアを行う人のために作られた強靭なバックパックとなります。 生地はミリタリーのテントなどに使用される、がっしりとしたコットン帆布製。 形状はシンプルな四角型ながら、太めに設定されたレザーショルダーがしっかりとホールドしてくれます。防水性と強度を加えるために、蝋引きが施されていたものと思われます。 生地のベタつきなどはありませんが、質感に蝋引きの名残があります。 入手時より随所にステッチによる補強があります。 金属のバックルに錆や緑青が見られます。 さらに所々に生地の解れがあったので、革を縫うための太番手の蝋引き糸で補修しています。 フロント中央のレザーバンドを留める金属のバックルが欠損していたので、所有するベルギー軍のヴィンテージバックパックのメタルバックルを移植して取り付けてあります。 右側のショルダーベルト下部の取り付け部の革が劣化して切れてしまっていたので、こちらも太番手の蝋引き糸で補修してあります。ショルダーベルト自体はまだまだしっかりしているので、実用に支障はありません。内側は大容量の口が一つと、小口のポケットが一つのシンプルな作りとなっています。ショルダーベルトは5段階で調節可能です。 画像の通り、使用感というレベルではなくかなりのアジが出ていますが、生地への致命的な破れや革のダメージも補修されています。元々の生地がかなり強靭なので、薄くなっていて崩壊してしまいそうな部分というのもありません。 中に入れる荷物によっても変わってきますが、背負ってもあまりクタッとはしないので、一枚目の画像のように四角いシルエットになります。ヴィンテージや襤褸がお好きな方には刺さる逸品かと思います。探してもまず出てくることのない希少なアイテムです。この機会にご検討ください。 時代を経たお品物ですので、ヴィンテージに不慣れな方は購入をお控え下さい。 購入後のご要望にはお応えできませんので、あらかじめご了承下さい。 実寸cm 若干の誤差はご了承下さい。 縦63 横68 マチはありません。