細野晴臣『トロピカル・ダンディ』 (1975) - 南国ムード漂う名盤 『トロピカル・ダンディ』 は、1975年にリリースされた 細野晴臣 のソロアルバムで、彼の「トロピカル三部作」の一つとして知られています。本作は、ラテンやカリブ海音楽のエッセンスを取り入れたエキゾチックなサウンドが特徴で、後の YMO（Yellow Magic Orchestra） へとつながる細野独自の音楽世界が垣間見える一枚です。 アルバムの特徴 トロピカルでレトロな雰囲気 •南国の風を感じさせるリラックスしたムードに、ジャズやブルースの要素が融合。 •どこか懐かしく、旅情を誘う音楽が魅力。 ティン・パン・アレーの参加 •細野晴臣を中心に、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆らが参加した伝説のバンド Tin Pan Alley（ティン・パン・アレー） のメンバーが演奏。 •軽快なリズムと洗練されたアレンジが光る。 ユニークな選曲 •「ハリケーン・ドロシー」「北京ダック」など、遊び心あふれるタイトルと歌詞。 •「チューチュー・ガタゴト」は、ブルースの名曲を日本語詞でアレンジ。 •異国情緒あふれるインスト曲も収録。 おすすめポイント まるで南国へ旅するような気分になれるアルバム！ クラシックなサウンドながら、現代のシティポップ・ブームにも通じる心地よさ。 細野晴臣のエキゾチック・ミュージックの原点を感じられる作品。 1970年代の和製トロピカル・ミュージックの名盤として、今なお多くのファンに愛され続けている『トロピカル・ダンディ』。リラックスした時間にぴったりな一枚です！